持つ者を試すレザーたち

一針入魂として、革鞄や革財布などをハンドメイドする職人さんたちがレザー製品を作り続ける中で、その精神を受け継ぐような美しい作品集には、何よりも圧倒的な存在感を感じています。最近の若者のレザー離れなどもありますが、レザーは、ある一定の愛用者が使い続ける事で、その工房は失われていく事はないのではないかと思わせるほど、革職人たち匠の作品を愛用するファン層の想いは強いように思います。

革鞄や革財布など、常にユーザーが身に付けて、内部を自由自在に開け閉めするような内部構造には、ジャバラマチなどが施され、内部のマチの美しさといったら、職人さんたちの丁寧な仕事ぶりを語りかけてくるようです。革鞄や革財布には、様々な職人さんたちの匠の技が使われていますが、その技の1つ1つが最高級と呼ばれる所以となります。

良きものには、理由があり、神は細部に宿っているようです。何よりも革細工のディテールを知りつくす革職人さんたちは、レザー製品のデザインやフォルムを重視するのではなく、どれだけ細部に渡り手の込んだ細心の作業を行っているのか、といったようなノルマを自身に課している事もあるようです。

現代社会においては、多くの物が、手軽に入手できるような世の中になりつつありますが、「一針入魂」されたレザー製品を手にするには、ユーザー自身の日常生活のあり方や、レザーを生涯に渡って愛用するといったような覚悟を試されているような、そんな面持ちがしています。

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